長屋門のある家
榛名山麓の旧家の改築。屋敷の北には欅や楢の大木が屋敷森として北風を遮り、敷地の境界には小川が流れ隣地を隔てている。南には1000坪を超える広大な庭園に護られた古い長屋門が構える。
茅葺だったという母屋はすでに取り壊されて存在せず、これまでの住まいには当時の面影は皆無であったが、今なお現存するこの圧倒的な緑の量と威風堂々とした「屋敷」の佇まいが然るべき建築を求めていた。そしてこの場に相応しい「現代的な民家」をどう計画すべきか。計画に半年を費やしたが、長屋門の奥の大けやきや大杉の「屋敷杜」に対峙する存在としての建築が完成した。
“現代の民家”を創る