2001年10月
第8回空間デザインコンペティション入賞
このほど当事務所設計の「谷川岳一の倉沢・公衆トイレ」が「第8回空間デザインコンベティション・B .作品例部門」において佳作に入賞致しました。
このコンペティションはガラスブロックを使用した優秀な建築作品に与えられる賞で、本年度の審査員は渡辺真理、宮崎浩、馬場樟造氏ら。
作品タイトル及び作品解説は以下のとおり。
表彰式は10月17日(水)/グランドアーク半蔵門/光の間 にて行われました。
作品は「新建築」12月号に発表されています。
SNOW SKIN
谷川岳一の倉沢公衆トイレ
魔の山『谷川岳』。その頂きの岩間から湧き出て落ちる清水でトイレを洗浄し、汚水は土壌浄化法により河川を汚すことなく再び大地に還す。太陽光発電による僅かな自家電力だが、かろうじて換気扇の回転と,ほのかな明かりをも確保した。半年の間は7mの積雪の下に沈むが,雪解けの頃、時に起こる巨大な雪崩に逆らわぬよう、壁体の三方は斜面に埋め込まれた。そうしたネガティブな外皮に対して,ただ一面外気と接する北側壁は、それと向き合う便器や手洗いに光を導くフィルターとして、この建築を成立させる唯一の視覚エレメントとなっている。迫る雪と同化するこの『純白の皮膚』は、厳しい自然と向き合い、弱い光を最大限に集め,この建築に命を吹き込む役目を果たしている。